通販おせちを頼んでわかったこと|親のための選び方と、お正月の注意点

お重のおせちを囲んで笑い合う高齢の女性と娘 家事ラク

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

「年末、おせちまで作る余裕はないなあ…」
「でも、通販のおせちってどれを選べばいいの?」

そんなふうに思っていませんか。実は私、実家のおせちを通販で頼むようになって6年以上になります。しかも毎年、ちがうお店で。なぜ同じところに戻らないのか、自分でもよく分かっていなかったのですが、今回まとめながら少し見えてきました。

この記事では、6年つづけて分かったことを正直にお伝えしますね。それと訪問看護師として、お正月の食卓で気をつけてほしいことも書かせてください。

この記事でわかること

  • 通販おせちを6年頼んできた、正直な感想
  • 高齢の親のために選ぶときの、いちばん大事な基準
  • 早割はいつからで、どのくらい安くなるのか
  • お正月の食卓で気をつけたいこと

通販おせちを6年、毎年ちがうところで頼んできました

記録が残っていたぶんだけ、並べてみます。

年頼んだおせち金額
2020年北海道小樽きたいち「楓」13,100円
2021年美食サークル 赤坂あじさい11,600円
2022年板前魂9,480円
2023年福袋おせち12,345円
2025年ごちそうマーケット 福袋おせち10,800円

このほかにも、九州のおせちを2〜3回頼んだことがあります。

どれも4人前を目安に選んでいます。1万円前後で4人前、というのが我が家の相場ですね。

なぜ毎年ちがうところなのか。「いろいろ試してみたい」という気持ちもあります。でも正直に言うと、まだ「ここだ」と思えるところに出会えていないのかもしれません。

不思議なもので、「ここが良かった」という記憶も、「ここは失敗だった」という記憶も、あまり残っていないんです。どれも大きく外れてはいませんでした。でも、また来年もここにしよう、と思うほどでもなかった。

だから毎年、選び直しています。

実は、同じところを2回頼んでいたことに、あとから気づいたこともありました。前に頼んだのを、すっかり忘れていたんです💦

それくらい、どこも「悪くはないけれど、強く残るほどでもない」ということなのかもしれません。

金額を見ていただくと、だいたい1万円前後に落ち着いています。「もっと高いものを」と思ったことはありません。その理由は、次の章でお話ししますね。

味については、濃いことが多いです。ただこれは、おせち料理そのものがそういうものなので、がっかりしたことはありません。

解凍は、冷凍で届いたものを冷蔵庫で2日ほどおけば食べられる状態になっていました。思ったより時間がかかるので、そこだけ気をつけてくださいね😊

親のために選ぶなら「豪華さ」より「食べるものが入っているか」

これが、6年つづけていちばん強く思うことです。

私の両親の希望は、はっきりしています。「できるだけ家庭のおせちに近いものが入っているもの」。黒豆、数の子、田作り、煮しめ。そういう、いつも食べてきたものですね。

だから私は、毎年そういうおせちを探して頼んでいます。おかげで「これは失敗だった」と思ったことは、ほとんどありません。

いっぽうで、こんな話も聞いたことがあります。

豪華なおせちを頼んだけれど、あまり食べるものがなかった

これ、想像がつきませんか。ローストビーフやオードブル風のものがきれいに並んでいても、高齢のご両親が「食べたい」と思うものとは限らないんですよね。

もうひとつ、こんな話も聞きました。人気があって早い時期に売り切れてしまうおせちを頼んだけれど、食べてみたら口に合わなかった、と。

売れているからおいしい、とも限らないんですね。味の好みは人それぞれですし、年配の方の口に合うかどうかは、また別の話です。

比較サイトを見ると、どうしても「豪華さ」や「品数」で順番がついています。でも親のために選ぶなら、見るところが違います。

  • 入っているのは、親が食べ慣れたものか
  • 一つひとつが、食べやすい大きさか
  • 量は、食べきれるくらいか

高いおせちを選んでも、食べてもらえなければ意味がありません。私が1万円前後で落ち着いているのは、そういう理由です。

おせちの早割はいつから? なぜ安くなるの?

私はほとんど早割で頼んでいます。ただ今回調べてみて、自分がけっこう遅かったと分かりました💦

時期何が起きているか
8月〜9月中旬予約受付がはじまる
8月〜10月早割のいちばん安い時期
10月下旬〜11月割引が少しずつ小さくなる
12月早割はほぼ終了

割引は定価の1〜3割ほど。中には4割引きになるものもあります。しかも早ければ早いほど安く、段階的に値引き額が下がっていくのが今の主流なんですね。

私が頼んでいたのは10月末から12月初旬でした。早割は使えていましたが、もっと早く動いていれば、もっと安く買えていたことになります。6年もやっていて、恥ずかしながら知りませんでした。

早いと安いのは、品質が落ちるからではありません

ここが気になる方もいると思うので、書いておきますね。

おせちは、届ける日がどうしても年末に集中します。注文が多ければ、それだけ同じ日にたくさん作らなければいけません。

でも早い時期に注文が入っていれば、何をどれだけ作るか、人を何人手配するかの計画が立てやすくなります。その分の余裕を、値引きとして返してくれているんです。

つまり早割は、お店にとっても買う人にとっても得になる仕組み。安いから中身が落ちる、ということではないんですよ。

訪問看護師として、お正月の食卓で気をつけてほしいこと

ここからは、おせち選びから少し離れます。でも、いちばんお伝えしたいところです。

お餅は、時間帯を選んでください

お餅がのどに詰まる事故は、1年のうち43%が1月に起きています(消費者庁が平成30年・令和元年の2年分を分析した結果)。しかも正月三が日だけで127件、そのうち元日が67件。

訪問先でも、みなさんとても気にされています。小さく切って食べる方、しゃぶしゃぶ用の薄いお餅を選んでいる方もいらっしゃいました。薄いお餅は手に入りやすいので、これはすぐ真似できる工夫だと思います。

そして私がいつもお伝えしていたのが、これです。

お餅は、できるだけ夜に食べないでください。

理由は、万が一のときのことを考えてです。年末年始の夜間は、医療機関が混み合うこともあります。日中のほうが診てもらいやすい場合もあるかもしれません。

もちろん、夜でも対応していただけます。ただ「もしも」のときに動きやすい時間帯を選んでおくと、こちらの気持ちが少し楽になるように思うんです。

お正月の食卓は、どうしても夜が華やかになりますよね。でもお餅だけは、お昼にまわしてみてください。

味の濃さは、持病のある方に関わります

もうひとつ。おせちは、思っている以上に味が濃いです。

塩分に気をつけたほうがよい方は、思っているより多いんです。心臓に持病のある方、腎臓の病気がある方、血圧が高い方。主治医から塩分を控えるように言われている方は、注意してください。

訪問先でも、そういう方には少しだけにしていただくようお伝えしていました。塩分は、体に負担としてはっきり出てしまうことがあるからです。

「お正月くらい好きなものを」というお気持ちは、本当によく分かります。でも全部を少しずつ、が安心です。制限のある方は、かかりつけの先生に一度聞いておくと気が楽になりますよ。

→ あわせて読みたい:宅食とは?種類・料金・見守り機能まで、5つのポイントを解説

全部買わなくていい。作れるものだけ作る

最後に、我が家のやり方をお話しさせてください。

母が元気だったころは、おせちを作ってくれていました。とくに評判がよかったのが棒だらです。親戚が集まると、持って帰る人がいるほどでした。

棒だらは、石のように硬く干した鱈を水に10日ほどつけて戻すところから始まります。もともと値の張る食材でもあるんですよね。

今はもう、作れません。あれだけの手間をかけるのが難しくなったこと。そして、材料が高くなったこと。母も「高くなったわ」と言いますし、私もそう感じます。

訪問先でも、同じ話をよく伺います。「昔は作っていたんだけどねえ」と。どのお宅でも、同じことが起きているんですね。

だから実家では、通販のおせちを土台にしています。でも全部をそれで済ませているわけではないんです。

  • 黒豆とごまめは、実家で作る
  • ご近所の方と交換する(黒豆をお渡しして、筑前煮や栗きんとんをいただく)

この交換、私はとてもいいなと思っています。作れるものだけ作って、足りないところは分け合う。全部を抱えこまないけれど、作る楽しみは手放していません。

調べてみて、少し驚きました。お正月に「一部だけ手作りする」という人が55%でいちばん多く、全部を手作りする人は15%だけなんだそうです(2026年のお正月についての調査)。

「ちゃんと作らなきゃ」と思っていたのは、私たちだけではなかったんですね。

ちなみに私自身の家のおせちは、スーパーでお惣菜を買うくらいです。私だって、全部きちんとやっているわけではないんですよ。

「作るか、買うか」の二択ではありません。通販を土台に、作れるものだけ作る。ご近所と分け合う。お惣菜を買う。どれも立派なお正月の迎え方だと思います。

考えてみれば、おせちを通販で頼むのも、料理のプロに任せているということなんですよね。

このブログでは、家事代行や宅食、エアコン掃除のことを書いてきました。どれも「自分でやらなきゃ」を手放して、できる人にお願いする話です。おせちも、同じなのかもしれません。

棒だらを10日かけて戻す。それができなくなったのなら、それができる人に任せればいい。そう思えたら、少し気が楽になりませんか。

それでも、いつか作れるようになりたい

ここまで「買っていい」と書いてきて、最後に矛盾するようなことを言います。

私はおせちを作れるようになりたいとも思っているんです。母が元気でいてくれるあいだに、教えてもらいたい。棒だらは難しくても、せめて黒豆くらいは自分の手で作れるように。

作らない選択をしながら、作れるようになりたいとも思う。どちらも本当の気持ちです。

買ってもいい。少しだけ作ってもいい。誰かに教わってもいい。ご近所と分け合ってもいい。正解はひとつではなくて、その年その年で、できる形を選べばいいのだと思います。

→ あわせて読みたい:親の家のエアコン掃除、誰に頼む?料金と頼む間隔の目安

→ あわせて読みたい:ショートステイとは?使ってよかった・困った、両方の話

まとめ

今日のポイントを振り返っておきますね。

  • 通販おせちは1万円前後で十分。6年頼んで大きな失敗はしていない
  • 親のために選ぶなら、豪華さより食べ慣れたものが入っているか
  • 早割は8月〜10月がいちばん安い。早いほど安く、段階的に下がる
  • 早割が安いのは品質のせいではなく、生産の計画が立てやすくなるから
  • お餅は夜を避けて、昼に。小さく切る、薄いお餅を選ぶ
  • 味が濃いので、持病のある方は少量から

年末は、ただでさえやることが多い時期ですよね。そこにおせちまで加わると、気持ちが追いつきません。

ひとつ、白状すると。私は若いころ、おせちがあまり好きではありませんでした。同じ調査でも、おせちを食べる人は20代で35%、60代で59%。若いほど食べない人が多いようです。

でも年を重ねるにつれて、少しずつ好きになってきました。ひとつひとつに願いのこもった料理を食べて、家族や親戚と新年を迎える。そういう時間を持てることのありがたさが、年々わかるようになってきたんです。

だからこそ、続けられる形で続けたいと思います。どんな形でも、お正月はちゃんとお正月ですから。

今年のおせち、そろそろ選んでみてくださいね。早割の時期は、もう始まっていますよ。

→ あわせて読みたい:頑張りすぎていませんか?介護中こそ「頼る」という選択肢を

コメント

タイトルとURLをコピーしました